光線療法は、日光浴の状態を作る療法です。
治療用カーボンより発生する光線(赤外線・可視光線・わずかな紫外線)を総合した太陽光に最も近い連続光線を施術を受ける方の病態に合わせ人体各部の素肌に直接照射し、症状や病態の回復・改善・軽減および健康維持をはかる療法です。
期待される主な効果は、体温の上昇により、万病の素と言える「冷えを解消すること」です。
この療法には、生体に備わっている自然治癒能力を賦活させるように働きかける作用、また多くの原因不明の難病に関与する異常となった免疫機能を調整する作用も期待されます。
太陽光を健康維持や病気の治療と直接的に結び付けて考えることは、西洋では古くからその効果が認識されていました。
古代エジプト人は、太陽神ラーを崇拝し、盛んに日光浴を行っていました。
古代ローマ人は、ソラリウムという日光浴場を自宅に設置し、当時の博物学者ブリニーは、「太陽は良薬である。」と言う言葉を遺しました。
古代ギリシャの医聖ヒポクラテスは、コス島に健康大寺院を建設し、本格的な医療として日光療法を行いました。これを、痛風、リウマチ、神経痛、皮膚病等に応用したとされています。
日本では20世紀初頭に、結核性疾患(骨・関節結核)の治療に日光療法を応用し、太陽光線治療が始まったとされています。
近年では、新生児重症黄疸治療や乾癬(かんせん)などの皮膚病に日光浴が有効であることが知られています。
〈「別冊可視総合光線療法理論と治験:黒田一明著」より抜粋〉
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